横浜散策 4

横浜は異国情緒が漂い、レトロな雰囲気がそこかしこに残っています。
そんな街を自転車で散策しています

   神奈川県庁舎  神奈川運上所  岡倉天心   居留地消防隊の遺構




神奈川県庁舎

 神奈川県庁本庁舎は関東大震災後の昭和4年に4代目庁舎として建築された。5階建てでその中央部には建物のシンボルである「キングの塔」が立ち上がっていて、横浜三塔の一つに数えられている。  ('13.11撮)





神奈川運上所

 横浜の開港に伴い運上所が設けられた。運上所とは物の出入りを管理する機関であり、外交事務や関税を取り仕切るだけではなく、幕府の外務、その他港の行政・刑事、更には船の製造や修理の監督まで行う総合的な役所だった。
 因みに「運上」というのは現在で言う税金の事である。設置場所は現在の神奈川県庁所在地であり、横浜3塔の一つジャックの塔が後方に見える。  ('13.11撮)




岡倉天心誕生の地

 横浜開港記念会館の脇に、「横浜町会所跡」と並んで、左側に「岡倉天心生誕之地」の碑があります。
 近代日本における美学研究の開拓者で東京美術学校(現・東京芸大)の設立に貢献した岡倉天心は、福井藩の下級武士であった父が藩の貿易政策で横浜に常駐していた文久2年(1862年)に横浜で生まれた。
 横浜港が開港した頃に、福井藩は外国商人を相手に越前産の生糸や羽二重を売るための店をに現在の本町1丁目に出していた。  ('13.2撮)




旧居留地消防隊の遺構

 横浜スタジアムのすぐ近くに、旧居留地消防隊の防火貯水槽の遺構があり、ここが日本初の消防車や救急車が配置された救急発祥の地である。
 この貯水槽は明治4年から明治32年までここを本拠地とした居留地消防隊の防火水槽として建造されたものである。この地に100年以上も良好に保存され昭和47年まで使用されていた。内部の構造が天井と十字の補強用の間仕切りにより4室に分かれていることで、役割を終えた現在でも地下水の流入により常時貯水されている。   ('13.2撮)
   




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